
下田にドライブに行った時に見た、巨大な凄みのある妙な形の雲。その存在感に、思わず「描きたい」と思った。
最初は勢い任せで、短時間でサッと仕上げるつもりだった。
他にも片付けなきゃいけない用事が山ほどあるし、あまり時間をかけていられないからね。
でも、いざ描き始めてみると、どうにもピンとこない。
筆が止まって、うーん…
↓こんな感じで足踏み状態。

そうだ。ChatGPTだったらどんなアドバイスをくれるんだろう?
そこで↓

この絵を良くして。

この絵、とても印象的なシンプルさで、青空と雲の広がり、ビーチののびやかな空気感がよく出ています。良さを残しつつ、さらに魅力を引き出すための改善ポイントをいくつかご提案します。
✅ 良いところ
- 雲の大胆な形と存在感:印象派的で非常に目を引きます。
- 色面の明快さ:空・海・砂浜・木々と、色で空間がきっちり分かれているのが心地よいです。
- ラフな線画:人物やパラソルの描き方が即興的で味があります。
🔧 改善のアイデア
1. 構図に奥行きを足す
- 現状、地平線が真っ直ぐで、遠近感がやや単調です。
- → 海に浮かぶボート、小さな浮き輪、波の大小などで距離感を強調してみては?
2. 陰影や質感のアクセント
- 空と雲がのっぺりしがちなので、雲の影や青空のグラデーション(淡→濃)を軽く加えると深みが出ます。
- 砂浜にも足跡や影を少し入れるだけで、生活感が増します。
3. 人物や物の表現を少しだけ整理
- 線がラフで魅力ですが、主役となる人物やパラソルだけでも線を少し丁寧に描き直すと、視線が定まりやすくなります。
4. 色のアクセントを加える
- 現在、ほぼベタ塗りの色面なので、赤のパラソル以外にももう一色(例えば黄色の浮き輪や緑のビーチチェアなど)を加えると、画面が華やぎます。
5. 雲の線を調整する
- 雲の黒い輪郭線が少し強い印象を与えています。
- → 太さに変化をつけたり、ところどころ色に溶け込ませたりすると、雲の柔らかさが出るかもしれません。
🎨 もしデジタルで描いているなら…
- ProcreateやArtSetなどで「筆のかすれ」や「色のにじみ」を一部に加えると、より絵に深みが出ます。
- レイヤーで雲の影や人物の影を別レイヤーに描いて調整すると、全体の雰囲気を崩さずに立体感が出せます。
ご希望があれば、実際にその一部を修正したサンプルイメージを生成することもできます。どうしますか?
どうかな?と思ったけど、この時点では方向性がノーイメージだったので、ものは試しだ。

おねがいします。

元の作品の雰囲気を尊重しつつ、次の点を改善しました:
こちらが、ご希望の内容をもとに描き直したビーチのイラストです👇

🎨 改善ポイント
- 空のグラデーションで空間に奥行きが出ています(青→水色)。
- 雲の立体感を影で表現し、浮いているような存在感に。
- 人の存在感を大事にしつつ、ラフすぎない線で整理。
- 赤いパラソルが主役として映えるように、周囲に視線を誘導。
- 遠景のヨットや波が、奥行きと夏らしさを演出。

うん、なるほど!
アドバイスに従えば、たしかにこういう仕上がりになるかもしれないね。
だけど、正直なところ僕が描きたいのは、こういう「破綻のない平和なビーチ」じゃないんだよね。
説明できなくて悪かったけど、どちらかと言えば、不穏な気分を運んでくる雲のイメージなんだ。
だから今回は、もらったアドバイスの一部だけを参考にして、自分なりの解釈を加えながら手を動かした。具体的には、輪郭線をやめて、内部の描き込みや質感で立体感を出す方向に寄せていったんだ。
その結果できあがったのが、冒頭の絵というわけ。
今回のテーマというか、こだわりのポイントは「奇妙な塊としての雲をどう描くか?」という部分にあった。雲は形が掴みづらいし、存在感を出しつつ全体のバランスを壊さないのが難しい。そこで考えたのが次の3点。
- 雲の量感を出すために、輪郭線で囲うのではなく線の疎密で書き込むスタイルに変更。
- 雲の存在感を強調するため、右側にある半島を「対立軸」として少し重厚に描き、緊張感を演出。
- 画面内で意味が散らばらないよう、余計な要素や細部の描き込みはあえて抑え、雲に視線が集まる構成にした。
そんな作業を重ねた結果、今回の形になったというわけです。